XLSXが画像ファイルに!? 画像をExcelのセル背景色でできたドット絵に変換するツール

「Excelドット絵作成 2024」

　「Excelドット絵作成 2024」は、画像ファイルを読み込み、Excelワークシートのセルドット絵にするVBAマクロ。編集部でWindows 10上の「Excel」バージョン 2401で動作確認した。作者のWebサイトから無料ダウンロードできる。

　このツールはExcelファイル（XLSM形式）の形で提供されている。ファイルを開き、ワークシート上にある［作成］ボタンをクリックすると、ファイルと同じフォルダー内にある画像データを読み込み、Excelワークシートのセル背景色を使ったドット絵を生成する。セルの形状は行の高さと列の幅を合わせた正方形に整えられる。

　画像ファイルが複数ある場合は、ファイルごとにシートを追加して連続で生成する。生成されたワークシートの保存ももちろん可能だ。

　画像ファイルはBMP/JPEG/GIF/PNG/TIFF形式に対応。以前公開されていたバージョンでは24bitのBMPのみ対応だったが、ツール側に画像ファイルをBMPへ変換する機能を組み入れたことで、多様な画像ファイルに対応するようになった。

　実際に試してみたところ、画像ファイルのフォーマットを問わずドット絵が生成されるのが確認できた。画像の内容も制限はなく、写真なども使用可能。ただしあまり大きなサイズになると処理に失敗するようで、筆者の環境では256×256ドットの画像までは成功した。

　作者のWebサイトには、本ツールに使用されているVBAのコードも公開されている。本ツールを開発したことについては『画像ファイルをExcelワークシートのセルドット絵にする必要があり』としつつ、『多量の、そして様々ファイル形式の画像を一括して、Excelドット絵に変換したい場合に、とても便利だと思いますが、そのような機会が訪れることは、あまりないかもしれません（笑）』とも述べられている。

窓の杜のロゴ画像（89×69ドット）から生成。長方形の画像でも問題ない

Excelの表示を拡大すると、確かにセルの色分けでドット絵になっているのがわかる

元々がドット絵である必要はなく、写真データからも生成できる