REVIEW(12/01/10)
マルウェア検出に加え2つの強力なツールを備えた「Comodo Cleaning Essentials」
タスクマネージャー“KillSwitch”とスタートアップ管理“Autorun Analyzer”
「Comodo Cleaning Essentials(CCE)」は、ファイヤーウォールソフト「Comodo Firewall」をはじめとするセキュリティ製品で知られるComodo Security Solutions製のセキュリティツール。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、ダウンロードの際はユーザー登録が必要。
「CCE」の基本となる機能は、ルートキットの検出にも対応するマルウェア検出機能。同社製のマルウェア検出ソフト「Comodo Cloud Scanner」をベースとしたもので、同社製の各種セキュリティツールにも採用されており、実績は十分と言えるだろう。ただし、常駐してリアルタイムでマルウェアを検知する機能は備えていないので、本格的なセキュリティソフトを導入した上で“セカンドオピニオン”として補助的に活用したい。
それに加え、システムのセキュリティ管理に役立つ2つの強力なツールを備えるのが本ソフトの特長。
1つは、“COMODO KillSwitch”と呼ばれるタスクマネージャー機能。一般的なタスクマネージャーの機能をひと通り備えるほか、安全と判断できるプロセスを除外して、安全が保証できない疑わしいプロセスの挙動のみを監視する機能や、疑わしいプロセスのみを強制終了(Kill)する機能を備える。
もう1つは“COMODO Autorun Analyzer”で、Windowsの起動時に開始されるスタートアッププログラムを管理することが可能。実行ファイルだけでなく、Windowsサービスやドライバー、ライブラリ、プラグインの読み込みまでを、チェックボックスのON/OFFで簡単にコントロールできる。
これらの機能は、メイン画面にある[Tools]メニューから利用可能。うまく活用して、セキュリティ問題の調査・解決に役立てたい。
- 【著作権者】
- Comodo Security Solutions, Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.3.219500.176