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Copilotが作成したスライドに図版を足したら色が浮いてしまった! 最適な解決方法は?

自分で作り直した図版も、Copilotに頼めばスライドの配色になじむ

 Copilotにスライドを作ってもらうと、デザインの整った資料がすぐにできあがります。ただ、中の図版まで満足できるとは限りません。矢印の中で部署名が折り返していたり、説明文が中途半端な位置で改行されていたりすると、手直ししたくなりますよね。

Copilotが作成したスライド。文字列が不自然な位置で改行されている

 Copilotに修正を頼んでも、思い通りの形になるとは限りません。SmartArtで作り直したり、ほかの資料から図版を持ってきたりするほうが早い場面もあります。ただし、そのまま挿入すると、色がスライドから浮いてしまうことがあります。

 そこで今回は、作図は自分で行い、色合わせだけをCopilotに任せる方法を紹介します。

複雑な図版はSmartArtで作り直したほうが早い

 冒頭に紹介したスライドでは、矢印の図形とテキストボックスの幅が足りず、文字列が不自然な位置で折り返されていました。Copilotに「このスライドの図を見やすくしてください」のような曖昧な指示をしてしまうと、図版が表に置き換えられたり、まったく別の形に変更されたりします。

Copilotに修正を指示した結果。今回は表にまとめられた。読みやすくはなったが、部署ごとの作業の流れを伝えたかった意図は表現できていない

 図版の形を変える指示は、言葉だけでは伝わりにくいものです。詳細なプロンプトを考えてCopilotとやり取りを重ねるより、自分で作図したほうが早いでしょう。

 複数の関係者や工程をまとめて表現する図版では、図形やテキストボックスを個別に配置するより、後で修正しやすいSmartArtのほうが適しています。

SmartArtには、時系列を表現できる図版も用意されている

 ただし、表をそのままコピーしても、SmartArtの階層にはなりません。Copilotに、SmartArtのテキストウィンドウに貼り付けられる形式で書き出してもらいます。

この表の文字列を、SmartArtで使えるテキストで書き出してください。部署名を1行目、担当業務を次の行に書き、担当業務の行頭にはタブを入れてください。記号や番号は付けないでください。

上記のプロンプトを送信すれば、階層付きのテキストで出力される
今回は、SmartArtの[増加矢印のプロセス]を挿入した。Copilotの出力した階層付きのテキストを貼り付ければ、図形に反映される。情報の追加・削除はテキストウィンドウで修正しておく

浮いた色はCopilotに合わせてもらう

 以下は、挿入したSmartArtを調整し、グループ名のテキストボックスを追加した状態です。要素は整えましたが、問題は「色」です。新しいSmartArtや図形を挿入した場合、標準の配色で表示されます。Copilotが作ったスライドの色とは合いません。

 色を変更しようとしても、一覧にはスライドの配色に該当する色はありません。Copilotは、スライドの色をテーマとは関係なく直接指定しているためです。

挿入したSmartArtを調整して、テキストボックスを追加した状態。Copilotの作ったスライドの色と合っていない
図形の色を変更しようとしても、一覧からは選択できない

 ここでCopilotの出番です。図形の色をスライドの配色に合わせるよう指示します。スライドの配色は[塗りつぶしの色]で確認できます。今回は16進数で「#49BFA4」でした。

色を調べる図形を右クリックして、[塗りつぶし]-[塗りつぶしの色]をクリックする
[ユーザー設定]タブの[Hex]で色を確認できる。今回は「#49BFA4」だった

 追加したグループ名のテキストボックスの塗りつぶし色と枠線、SmartArt内の矢印の塗りつぶし色と枠線、矢印下のテキストボックスの枠線を統一します。なお、色は、RGBの値でCopilotに伝えても構いません。

選択している図形の塗りつぶし色と枠線の色を「#49BFA4」に変更してください。白地のテキストボックスは枠線の色のみ変更してください。

スライドの配色に合わせて、図形の塗りつぶしの色と枠線の色が変更された

 元の図版では、各グループで最初に動き出す「商品企画部」と「マーケティング部」を目立たせていました。これを踏襲するプロンプトを送信します。

SmartArtに含まれる「開発部」「営業部」「カスタマーサポート部」の塗りつぶしの色を淡色に変更してください。

指示した図形が淡色に変更された。1つずつ手作業で塗り分けるより手軽だ

 SmartArt内の図形の色を手作業で変更する場合、SmartArt全体をクリックした後、ピンポイントで図形を選択したうえで色を指定します。Copilotに任せたほうが楽な作業です。今回のように一覧にない色の場合は、別のスライドの要素で淡色を確認する手間もかかります。

 色の変更後も、SmartArtのまま編集できます。後から要素を追加したい場合は、テキストウィンドウに1行追加するだけです。

ほかの資料から流用した図版も同じ方法で

 ほかの資料で使っていた図版を流用したいこともありますよね。[元の書式を保持]を選ばずに貼り付けると、図版の色は貼り付け先のテーマに合わせて変わります。

 ところが、Copilotのスライドの色はテーマとは別に指定されています。そのため、テーマに合わせても色が合いません。この場合も、今回の方法が有効です。

 先ほどと同じようにCopilotへ指示してみましょう。複数の色が使われている場合は、「濃淡で表現する」といった指示を加えるときれいに整えられます。

選択している図形の色を、このスライドの配色に合わせてください。基調の色は「#49BFA4」とし、元の図形の色の違いは、この色の濃淡で表現してください。

ほかの資料で使っていた図版を貼り付けたが、スライドの配色と合っていない
指示した図形が濃淡で塗り分けられた

 複数の色が使われた図版を、1回の指示でスライドの配色に合わせられるのは、Copilotならではの処理です。作図は自分で行い、色合わせだけをCopilotに任せる。この分担を覚えておけば、Copilotのスライドに図版を足すたびに悩まずに済みます。