やじうまの杜
「Firefox」をもっと安全に! “Firefox アカウント”を2段階認証で武装してみる
万が一メールアドレスとパスワードのセットが流出してもプライベートデータを守れる
2018年5月31日 06:00
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Firefox」の各種設定をマルチデバイスで同期できる“Firefox アカウント”が、2段階認証に対応したようです。万が一パスワードが漏れてしまっても、アカウントが乗っ取られることのない2段階認証。これを機に、ぜひ設定しておきましょう!
2段階認証を有効化するには、まずツールバー右端のボタンをクリックしてメニューにアクセスし、一番上の項目を選択して[オプション]画面の[Firefox アカウント]セクションを開きます。まだ“Firefox アカウント”を作成していなかったり、ログインしていない場合は、セットアップとログインを済ませておきましょう。
次に、メールアドレスの下にある“アカウントの管理”というリンクをクリックします。すると、“Firefox アカウント”の管理画面へアクセスできるので、ここで“2 段階認証”欄の[有効化]ボタンをクリックしましょう。“2 段階認証”欄が見当たらない場合は、アドレスバーに表示されているURLの末尾に“&showTwoStepAuthentication=true”を追加して再度“Firefox アカウント”の管理画面へアクセスすると現れるはずです。
2段階認証を有効化すると、QRコードが表示されます。あとはこれをスマホなどの認証アプリに読み込ませてセキュリティコード(定期的に更新されるワンタイムパスワード)を取得し、それをテキストボックスに入力すればセットアップは完了です。認証アプリには「Google Authenticator」など“TOTP(Time-based One-Time Password)”に対応したものが利用できます。
最後に表示される回復コードは、万が一“TOTP”アプリへのアクセスが失われた場合(スマホを壊したり、失くした場合など)に必要となります。誰からも見られない、安全な場所に保存しておきましょう。
2段階認証のセットアップが完了すると、他の端末から“Firefox アカウント”にログインする際、メールアドレスとパスワードに加え、“TOTP”アプリが発行するセキュリティコードが必要になります。これでメールアドレスとパスワードのセットが流出しても、“Firefox アカウント”が簡単に乗っ取られてしまうことはなくなります。