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「Windows 11 24H2」でカメラ利用アプリが応答不能になる問題、1年かけてようやく解決

セーフガード解除、アップグレードの提供中止につながる問題は実質残り1件

「Windows release health」におけるアナウンス

 「Windows 11 バージョン 24H2」でカメラを利用すると一部アプリが応答不能になる問題は、解決されたようだ。米Microsoftは9月19日(現地時間、以下同)、「Windows release health」でセーフガード措置を解除したと発表した。

 この問題は一部のデバイスに搭載されている統合カメラで物体または顔検出機能が有効になっている場合に、以下のようなトラブルが発生するというもの。

  • OS標準の「カメラ」アプリが利用できない
  • ユーザー認証機能「Windows Hello」による顔認識サインインオプションが機能しない
  • カメラを用いるアプリケーションが応答しなくなる

 「Windows 11 バージョン 24H2」へアップグレードした環境で報告されており、同社は影響の拡大を防止するため、昨年10月から当該デバイスに対し「Windows Update」を介した「Windows 11 バージョン 24H2」のインストールを一時中止するセーフガード措置を適用していた。

 同社によると、このセーフガードは9月11日付けで解除されたとのこと。現在は「Windows Update」経由で「Windows 11 バージョン 24H2」をインストールできる。

 これで「Windows 11 バージョン 24H2」でセーフガード措置が取られている問題は、残り2件となった。

 「Intel Smart Sound Technology」ドライバーとの非互換性問題は、新しいバージョンのドライバーをインストールすると解決するため、Microsoftからの修正提供を待つ必要がある問題は実質残り1件だ。