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「Windows 11 24H2」に新たな問題、TVやBD/DVDアプリで著作権保護コンテンツを再生できない【9月30日追記】
2025年8月プレビューパッチ「KB5064081」以降で発生、「KB5065789」で一部解決
2025年9月22日 10:20
2025年8月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5064081」以降を適用した「Windows 11 バージョン 24H2」環境において、一部のデジタルTVおよびBlu-ray(BD)、DVDアプリケーションで保護されたコンテンツの再生に問題が発生することがあるとのこと。米Microsoftが9月19日(現地時間)、「Windows release health」で明らかにした。
同社によると、この問題は古いビデオ再生コンポーネント「拡張ビデオ レンダラー」(Enhanced Video Renderer:EVR)でデジタルコンテンツの著作権保護技術「HDCP」(High-bandwidth Digital Content Protection)が強制されている場合や、デジタルオーディオ向けのデジタル著作権管理(DRM)を利用するアプリで発生する。具体的には著作権保護エラー、頻繁な再生の中断、フリーズ、ブラックスクリーン(BSoD)エラーなどの影響があるようだ。
なお、ストリーミングサービスには影響しない。
同社は現在、問題の解決に取り組んでいるとのこと。今後のWindows更新で解決される見込みだ。
[9月30日編集部追記] 本問題は9月29日付でリリースされた2025年9月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5065789」で部分的に解決された。HDCP強制機能を備えたEnhanced Video Rendererを使用しているアプリケーションは、「KB5065789」を適用することで本問題を解決できる。ただし、デジタル音声用DRMを採用しているアプリケーションでは引き続き問題が発生する可能性があるため注意。
[2025年9月25日編集部追記] 本問題の影響を受けるアプリの開発者による告知ページへのリンクを追加しました。また、ソニー製の「PC TV Plus」と「PC TV Lite」でも問題が発生しているとの報告があります。