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“ConnectedPDF”をサポートした「Foxit Reader 8.0」が公開。脆弱性も修正
そのほかにも“Dropbox”連携やタッチモード、ファイルのピン留めなどの新機能を搭載
2016年7月5日 15:58
米Foxit Corporationは5日(日本時間)、フリーのPDFビューワー「Foxit Reader」の最新版「Foxit Reader 8.0」を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応している。
「Foxit Reader 8.0」の目玉は、“ConnectedPDF”がサポートされたこと。一見普通のPDFファイルに見えるが、その内部には識別コードが埋め込まれており、対応アプリケーションでドキュメントの追跡やバージョン管理、ファイル更新の通知、レビューの同期と共有、リモートファイル保護といった操作が行えるようになる。たとえば、外部へ誤って送信してしまったPDFファイルをリモートから更新するといったことも可能。チームでPDF文書を共有管理する際のコスト削減にも役立つ。
そのほかにも、クラウドストレージ連携で“Dropbox”が新たにサポートされた。また、タッチパネルでの操作に適した“Touch Mode”、システムクラッシュや停電に備えて定期的にファイルを保存する機能、「SharePoint 2016」のサポート、よく利用するファイルをピン留めする機能などが追加されている。
なお、本バージョンでは15件の脆弱性が修正されているので注意。なかにはリモートから任意のコードが実行される脆弱性も含まれているので、早めのアップデートを心掛けたい。
ソフトウェア情報
- 「Foxit Reader」Windows版
- 【著作権者】
- Foxit Software Inc.
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 8.0.0.624(16/07/05)