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Microsoft、「IE 11」で古いActiveX版「Flash Player」をブロックする方針を明らかに

Windows 7 SP1/Windows Server 2008 R2が対象。10月11日から順次アップデートを配信

公式ブログ“Microsoft Edge Dev Blog”

 米Microsoft Corporationは13日(現地時間、以下同)、「Internet Explorer 11」で、古いバージョンのActiveX版「Adobe Flash Player」をブロックする方針を明らかにした。

 同社によると、古いバージョンのActiveXコントロールをブロックする機能は10月11日から順次配信されるとのこと。ActiveX版「Adobe Flash Player」の場合は、

  • 「Adobe Flash Player」v21.0.0.198以前(v21.0.0.198は含まず。以下同)
  • 「Adobe Flash Player」延長サポートリリースv18.0.0.241以前

 の2つが対象となる。このブロック機能が導入された環境では、「Internet Explorer 11」で対象のActiveXコントロールが読み込まれると、通知バーでそれが警告される。

対象のActiveXコントロールが読み込まれると通知バーが表示される(同社ブログより引用)

 なお、「Adobe Flash Player」のブロックが行われるのはWindows 7 SP1/Windows Server 2008 R2上の「Internet Explorer 11」のみ。Windows 8.1/Windows Server 2012 R2以降のOSでは“Windows Update”で常に最新版が提供されるため、この施策の対象になっていない。

 また、管理者向けにブロック機能を事前にテストする方法も案内されている。詳しくは同社のブログを参照のこと。

 そのほかにも、「Adobe Flash Player」以外のブロック対象コントロールのリストが公開されている。それによると、以下のActiveXコントロールがブロックの対象となるとのこと。

  • 「Java 2 Platform Standard Edition(J2SE)1.4」Update 43以前
  • 「J2SE 5.0」Update 99以前
  • 「Java SE 6」Update 121以前
  • 「Java SE 7」Update 111以前
  • 「Java SE 8」Update 101以前
  • 「Silverlight」v5.1.41212.0以前

 このリストは随時更新されるという。新しいActiveXコントロールがリストに追加される場合は、通常1カ月前にアナウンスされるとのこと。