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声でテキスト入力できるOfficeアドイン「Dictate」が“Microsoft Garage”から登場

「Word」「Outlook」「PowerPoint」をサポート。日本語入力や翻訳も可能

「Dictate」

 米Microsoft Corporationは20日(現地時間)、「Microsoft Office」向けのアドイン「Dictate」を無償公開した。Windows 8.1以降、「Office 2013」以降、.NET Framework 4.5以降に対応しており、現在本拡張機能の公式サイトからダウンロードできる。

 「Dictate」は、「Microsoft Office」へ音声による書き取り(ディクテーション)機能を追加するアドイン。自由なアイデアに取り組む社内プロジェクト“Microsoft Garage”の一環として開発されたアドインで、内部では音声認識サービス“Bing Speech API”、翻訳サービス“Microsoft Translator”、人工知能サービス“Microsoft Cognitive Services”などが組み合わされており、Windowsのパーソナルアシスタント機能“コルタナ(Cortana)”にも使われている最先端の音声認識技術・人工知能技術が応用されている。

 本アドインはWindows デスクトップ向けの「Word」「Outlook」「PowerPoint」に対応しており、インストールすると“リボン”に[Dictation]というタブが追加される。リボンをこのタブへ切り替えて言語を設定し、[Start]ボタンを押せば、マイク入力の音声をリアルタイムでテキストに変換してドキュメントへ入力してくれる。入力言語(From)は日本語を含む20カ国語に対応しており、変換先言語(To)を他の言語へ切り替えれば、リアルタイムで当該言語へ翻訳することもできる。

 さらに、英語ならば新しい行の作成、削除、句読点の追加などを音声コマンドで行うことが可能。音声の処理中は、どのような言葉として認識されているかを示すビジュアルフィードバックも表示される。

Dictate, a Microsoft Garage project

ソフトウェア情報

「Dictate」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 8.1以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(17/06/20)