やじうまの杜
プレビュー版「Windows 10」で日本語の音声入力が可能に! ~その実力は?
[Windows]+[H]キーやタッチキーボードからアクセス可能
2021年2月25日 08:18
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
2月3日(米国時間)に「Windows 10 Insider Preview」Build 21301(Devチャネル)以降で新しい音声入力(ディクテーション)機能が有効になり、日本語が利用できるようになったのだそうです。
これまでは[Windows]+[H]キーを押しても“お前んとこの言語、サポートされてねえから!”みたいなトースト通知が表示されるだけだったのですが、プレビュー版「Windows 10」では音声入力コントロールが表示され、マイクで拾った声を認識し、テキスト入力してくれます!
編集部で早速試してみたのですが、滑舌のあまりよくない筆者でもなかなかの精度で入力されました。早口な先生の講義をテキスト起こししたいとか、会議の議事録を自動で作成したいといった用途にはあまり向かないかもしれませんが、手を怪我してキーボード入力ができない……なんて場合には結構役に立つように感じられました。
使っていて改行や読点、句点なんかの挿入はどうやるのかなと思ったのですが、“かいぎょう”、“とうてん”、“くてん”などと直接声に出して命令を出せばよいようです。公式ブログによると、これ以外にもいくつかの音声コマンドがサポートされているそうなので、活用したいですね。
- 「音声入力を停止」:音声入力を停止する
- 「それを削除」:選択されている文字列、もしくは直前に入力した文字列を削除する
- 「それを選択」:直前に入力した文字列を選択する
また、設定画面で[句読点の自動入力]オプションを有効にすると、“とうてん”、“くてん”と声に出して言わなくても、空気を読んで適当に句読点を補ってくれるので便利です。精度にはまだ改善の余地はありますが、わざわざ“とうてん”、“くてん”と言わなくていいのは楽ですね。
なお、この音声入力機能を利用するにはマイク(内蔵でも外付けでも可)のほか、Microsoftのオンラインサービスを利用する関係上、インターネット接続が必要です。
音声入力機能はクラウドの機械学習サービスを使っているようなので、みんなが使えば使うほど賢くなるのでしょう。もし音声クリップをサンプルとして提供してほしいというダイアログが表示されたら、ぜひ協力してあげてください。