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Microsoft、「Word」「Outlook」の音声入力ツールバーを刷新 ~まずはInsiderでテスト

コンパクトで邪魔にならず、ちゃんと音声を認識しているかもわかりやすく

「Word」「Outlook」のディクテーションツールバーが刷新

 米Microsoftは6月14日(現地時間)、「Word」「Outlook」のディクテーション(音声入力)パネルを一新したことを発表した。以下の「Office Insider」ビルドでテストされたのち、製品版に導入される見込みだ。

  • Windows:ベータチャネルのバージョン 2206(Build 15321.20000)およびそれ以降
  • Mac:ベータチャネルのバージョン 16.62(Build 22052300)およびそれ以降

 この改善は、既存のディクテーションツールバーが邪魔になるというフィードバックが多く寄せられたことに応えたものだ。ツールバーをコンパクトにしたほか、場所も編集画面中央下から右上に移されている。ツールバーの表示位置は自由に変更できる。

 また、自分の声が届いているのか、ちゃんと認識されているのかがわかりにくいという声に応えた改善も施されている。新しいデザインのディクテーションツールバーは音声を検出すると、それに反応するかのようなアニメーションが表示される。

 なお、この機能を利用するにはマイクとインターネット接続が必要。日本語にも対応する。

 ハンズフリー入力を可能にするボイスコマンドも用意されており、たとえば「かいぎょう」と言えば改行が挿入される。この機能は句読点や記号、括弧などに対応しているが、詳しくはヘルプボタンを押すと現れるサイドパネルを参照のこと。句読点だけであれば、読み上げの様子から推測して自動で挿入することも可能だ(初期状態では無効)。

ヘルプボタンを押すと現れるサイドパネル

 また、既定で汚い言葉を自動でマスク(「***」で隠す)する機能が有効化されているので注意。これは万が一誤認識で相手の気分を害する言葉が入力されてしまうのを避けるための措置だ。

設定画面