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Windows 11の音声入力で、“不適切な言葉”を“****”に差し替えるフィルターが無効化可能に
不敬、侮辱的、猥褻などの言葉が対象
2025年7月8日 08:15
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
Windows 10/11には「Azure Speech」サービスを活用した 音声入力(ボイスタイピング) 機能が内蔵されており、ユーザーがマイク越しに話した内容を書き起こし、ハンズフリーでテキストボックスへ入力することが可能。 [Windows]+[H]キー で簡単にアクセスできるので、ぜひ活用してほしい機能と言える。
この機能では現在、不快な気持ちを抱かせる“不適切な”言葉(profanity)をフィルタリングするオプションが導入中だ。このオプションは既定で有効となっており、たとえばユーザーが排泄物や陰部を思わせる言葉を発すると、その部分がアスタリスク(*)でマスクされた状態で入力される。
手動でオプションを無効にすれば、不敬な言葉・侮辱的な言葉・猥褻な言葉であっても他の単語と同じように入力されるとのこと。プロファニティフィルターは以前から搭載されていたが、ユーザーからの要望を受け、無効化できるようにしたという。
この新しいオプションは4月下旬から「Windows 11 Insider Preview」ビルド(Beta、バージョン 23H2/24H2)でテストされていたが、5月後半より、Release Previewチャネルを経て、製品版ビルドにも展開が開始されているようだ。[Windows]+[H]キーを押すと現れるボイスタイピングパネル左側にある[設定]アイコンをクリックすると、オプションメニューにアクセスできる。