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Dev版「Windows 10」Build 21301が公開 ~新しいタッチキーボードの改善が継続中
ジャンプリストにもちょっとした改善
2021年1月28日 10:30
米Microsoftは1月27日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 21301(RS_PRERELEASE)を公開した。“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルに参加しているのであれば、“Windows Update”を介してアップデートできる。
“Dev”チャネルでの「Windows 10」では、昨年秋より新しいタッチキーボードがテストされている。ユーザーのフィードバックにもとづく改善も進められており、これまでにも以下の改良が加えられているという。
- キーボードを切り離してスモールレイアウトへ切り替え。上部のグリップ領域をドラッグすれば、キーボードを移動できる
- 一部のレイアウト(小・分割)でシンボルビューを既存のレイアウトに合わせてアップデート
- 設定メニューを見直し。項目が増えてきたのでサブメニューへ整理
- パスワードフィールドを編集する際、スペースバー左側にパスワードフィードバックアイコンを追加。ONのときはタッチするときに視覚フィードバック(どのキーが押されているのか)を表示する
また、12インチ以上のディスプレイをもつデバイスでは、既定のキーボードレイアウトが新しくなっていることもある。アップデートされたレイアウトには[Esc]キーや[Tab]キー、[Windows]キー、[Alt]キーなどが配置されており、キーボードナビゲーションやショートカットの入力が簡単になった。また、入力候補の数が多すぎて見づらいという意見があったことから、候補を最大5つに絞って中央に表示するといった改善も来週初めからテストされる。
これらの改善は現在、パフォーマンスや信頼性へ悪影響を及ぼす問題を迅速に特定するため、一部のユーザーにのみ展開されている。まだ利用できなくても、いずれテスター全体に展開されるとのことなので安心してほしい。
その他の変更は、既存機能で発見された不具合の修正が中心。ジャンプリストのローカルファイルを右クリックすると、[開く]コマンドだけでなく[ファイルの場所を開く]コマンドが利用できるようになったのは便利だ。
“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルは、アクティブな開発ブランチで試験実装された新機能が提供されている。トラブルにあった場合に自分で解決できるだけの力は求められるものの、初期機能に積極的なフィードバックを行いたいユーザーにお勧めだ。ただし、機能によっては段階的に解放されるため、すぐには利用できないこともある。また、“Dev”チャネルに追加された機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らないので注意したい。
なお、Build 20262以前のバージョンの古い開発ビルドは、1月31日で期限切れとなる。できるだけ早いアップデートをお勧めする。