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タスクバーのニュース・天気機能を強化 ~Dev版「Windows 10」Build 21292

ただし、今のところ英語圏のみの提供

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 21292を“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルで公開

 米Microsoftは1月13日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 21292(RS_PRERELEASE)を公開した。“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルに参加しているのであれば、“Windows Update”を介してアップデートできる。

 今回のアップデートにおける変更点は、不具合の修正が主。とくに前ビルドで導入されたタスクバーのニュース機能では、フィードバックにもとづく改善や修正が多数施された。

タスクバーのニュース機能

 この機能は、タスクトレイ左隣のボタンから最新のニュースやユーザーが興味を持つ記事、現在の天気などをポップアップで手軽に確認できるようにしたものだ。

 なかでも天気に関する情報には力が注がれているようで、現在の天気と気温だけなら、わざわざポップアップを開かなくてもボタンのラベルだけで確認が可能。ポップアップの天気のカードをクリックすれば、現在の気温、風向きと風力、湿度などといったより詳細な情報とともに、その日の気温や降水確率の予測を1時間おきにチェックできる。10日間予報も得られるので、1日の予定だけでなく、長期休暇の予定を立てる場合などにも役立つ。

天気のカード

 さらに、“Bing Maps”に気象データをマッピングすることが可能。機械学習技術を活用した予報レーダー機能も備わっており、指定したポイントの気象の推移を分単位で予測・図示できる。米国ならば、冬の暴風雨、山火事、ハリケーンなどといった気象イベントに関する情報も提供されるとのこと。

“Bing Maps”に気象データをマッピングすることも

 ただし、この機能は今のところ米国、カナダ、英国、オーストラリア、インドの一部テスターにしか提供されていない。また、利用する際は安定(Stable)版の「Microsoft Edge」をインストールする必要がある。

 そのほかにも、本ビルドではARM64デバイス向けのx64エミュレーション機能などが改善されているとのこと。

 “Windows Insider Program”の“Dev”チャネルは、アクティブな開発ブランチで試験実装された新機能が提供されている。トラブルにあった場合に自分で解決できるだけの力は求められるものの、初期機能に積極的なフィードバックを行いたいユーザーにお勧めだ。ただし、機能によっては段階的に解放されるため、すぐには利用できないこともある。また、“Dev”チャネルに追加された機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らないので注意したい。