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Microsoft、クラウドストレージ“OneDrive”のデザインを刷新 ~年内に投入へ
美しさと機能性を両立。さまざまなデバイスやサービスで一貫したデザインを
2017年10月10日 16:09
米Microsoft Corporationは9日(現地時間)、クラウドストレージ“OneDrive”のデザインを刷新する計画を明らかにした。年内にWeb、Windows、iOS、Androidへ投入するという。
新しいデザインは美しさに加え、必要なファイルを見つけ出しやすいこと、探し出しやすいことを主眼にデザインされている。画面スペースを効率的に利用したレイアウトを採用したほか、テキスト情報は無駄な装飾を廃してより見やすく、必要な情報を把握しやすくなる。
たとえば、サムネイルはより大きく見やすくなり、370種類ものファイル形式の中身を開くことなくプレビューできるようになる。ファイルアイコンもモダンかつ軽量で親しみやすく、高DPI環境にも配慮した新しいものへと刷新され、その種類とサイズの総数は4,200以上にも上るという。
また、大量のファイルを格納したフォルダーで便利なリストビューも改善。同じ領域で従来より多くのファイルを一覧できる“コンパクトリスト”が導入される。この“コンパクトリスト”では、作業スタイルに合わせてカラムの幅などを自由に調節可能。
一方、さまざまなデバイスや状況で一貫したデザインを目指しているのも新しいデザインの特徴と言える。Web、UWP、iOS、Androidの“OneDrive”“SharePoint”が共通のデザインとなり、どの環境でも統一された操作感を得られるようになる。最近利用したファイルを表示するビューも“OneDrive”、“Office.com”、「Office」アプリでデザインが統一され、作業中のファイルへすばやくアクセスできるようになる。
そのほかにも法人向けサービスでは、最近作成されたファイルや頻繁に利用されているファイルをわかりやすくする“トレンド インジケーター”アイコン、共同編集者や履歴といったメタデータを表示する“ファイル カード”といった機能がサポートされる。また、アクセシビリティにも注意が払われており、ナレーター機能や補助機能との互換性を考慮した設計になっているという。