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「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」などに複数の脆弱性 ~DoSや権限昇格につながる可能性

できるだけ早い対応を

同社が公開したセキュリティアラート

 トレンドマイクロ(株)は2月21日、「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」(Biz)および「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス」(VBBSS)で複数の脆弱性が発見されたことを明らかにした。クラウド製品に関しては、すでに対策済み。クライアントアプリは最新パッチの適用が必要だ。

 今回発表された脆弱性は、以下の3件。DoSや権限昇格につながる可能性があるという。

  • CVE-2022-24678:セキュリティエージェントのリソース枯渇によるサービス拒否の脆弱性
  • CVE-2022-24679:セキュリティエージェントのリンク解釈の問題による権限昇格の脆弱性
  • CVE-2022-24680:セキュリティエージェントのリンク解釈の問題による権限昇格の脆弱性

 「CVSS3.0」のベーススコアは最大で「7.8」、深刻度は最大で「高」と評価されている。影響を受けるバージョンは、以下の通り。Windowsのみが影響を受ける。

  • Biz:10.0 SP1(Patch 2390で修正済み)
  • VBBSS:6.7(メンテナンスにより修正済み)

 同社はできるだけ早い対応を呼び掛けている。