NEWS(09/07/22 17:55)

複数メールの本文を1つにまとめて表示できる「Thunderbird」v3のBeta 3が公開

複数アカウントの受信トレイやゴミ箱をまとめて表示できるスマートフォルダ機能も

「Thunderbird」v3.0b3

複数メールの本文を1つのプレビューにまとめて表示

スマートフォルダ

 Mozillaは21日、メールソフト「Thunderbird」の次期バージョンv3.0のBeta 3を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vistaに対応しており、現在“Mozilla Messaging”のWebサイトから、日本語版を含む各言語版をダウンロードできる。なお、本ベータ版はテスト目的で公開されており、開発者やテスター以外の利用は推奨されていない。

 Beta 3の主な変更点は、複数選択したメールの本文を1つのプレビューにまとめて表示する機能が追加されたこと。リストペインで[Ctrl]+クリックするなどして複数のメールを選択すると、プレビューペインに選択された全メールの件名と送信者、本文がリスト風に並べられて表示される仕組み。たとえば、散発的な短いメッセージのやり取りをあとで読み返したい場合などに便利。

 また、複数アカウントの受信トレイやゴミ箱をまとめて表示できるスマートフォルダ機能も追加された。スマートフォルダは、ツリーペイン上部の三角ボタンを押してツリーペインの表示を切り替えることで利用可能。

 さらに、リストペイン上部の件名・送信日時といったカラムをフォルダごとにカスタマイズできるようになったほか、複数のタブを開いたまま本ソフトを終了した場合はタブの状態を記憶しておき、次回起動時に再現するよう仕様が変更された。

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0b3(09/07/21)
 

(長谷川 正太郎)