NEWS(09/08/06 11:20)
新規タブのカスタマイズやテーマに対応した「Google Chrome」最新ベータ版が公開
新規タブへ表示するサムネイルの移動や位置固定が可能に
米Google Inc.は5日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版となるv3.0.195.4を公開した。Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
本ベータ版では、「Google Chrome」の特長の1つである新規タブのレイアウトが一新され、よくアクセスするWebページのサムネイルを表示する機能では、サムネイルのドラッグ&ドロップで表示位置を入れ替えたり、特定のサムネイルの表示位置を固定できるようになった。そのほか、サムネイルを非表示にしたり、サムネイルの代わりにWebページのリストを表示するように設定することも可能。
また、アドレスバーと検索ボックスが一体化した“Omnibox”では、URLやキーワードを打ち込んだ際にプルダウン表示される履歴や検索候補などの一覧の左端へ、表示内容の種別を示すアイコンが表示されるようになった。このアイコンにより、リストの各項目が履歴か、ブックマークか、検索候補かといった区別を一目でつけられる。
さらに、ブラウザーの外観を変化させるテーマ機能が実装された。同社サイト上にはテーマギャラリーも開設されており、テーマを選んだら、ページ上のボタンをクリックするだけで簡単に適用することができる。
動作速度についてもさらに改良が施されており、同社の計測によると現在の安定版に比べ、“V8”および“SunSpider”の両ベンチマークで結果が30%以上向上したという。実際の利用環境におけるパフォーマンスの向上も施されており、たとえばWebページの読み込み中に新しいページを開くと、そちらを優先して読み込むようになった。Webページ読み込み速度の向上に関しては、ほかにもDNSのキャッシュやより効率的なDOM処理といった改良が施されている。そのほか、video要素などHTML 5規格への対応が進められている。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.195.4(09/08/05)