NEWS(11/08/01 16:05)
フェンリル、閉じたタブの復元機能が追加された「Sleipnir 3」RC2差し替え版
細かい仕様変更や不具合修正も施されて完成度が向上
フェンリル(株)は7月29日、定番の高機能Webブラウザー「Sleipnir」の次期バージョンとなる「Sleipnir 3」の最新リリース候補版となるRC2の差し替え版を公開した。差し替え版の主な変更点は、タブバーの右端にある“コマンドバー”に閉じたWebページを復元できるボタンが追加されたこと。
コマンドバー上の時計型ボタンをクリックすると、直前に閉じたWebページを復元できる。さらに、ボタンメニューで最近閉じたWebページのリストを表示し、選択したWebページを復元することも可能。
また、細かい仕様変更や不具合修正が施され、完成度も向上している。たとえば、本ソフトで表示したWebページ上やほかのソフト上でドラッグしたテキストをアドレスバーや検索欄にドロップして入力できるようになった。
さらに、読み込み中のタブではWebサイトのファビコンの代わりに読み込み中を表すアニメーションアイコンが表示されるようになったほか、“タブグループ”バーの表示・非表示を切り替える[タブグループ]ボタンがタブの左端へ移動された。また、タブグループを閉じた際の描画が高速化されている。
そのほか、WebサイトのBasic認証が行えないことがあった不具合や、アップデートの確認機能を連続して実行すると強制終了する不具合なども修正されている。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
また現在、「Sleipnir 3」正式版以降の計画を記載したロードマップも公開されている。ロードマップによると、「Sleipnir」v3.1ではカスタマイズ機能が強化され、v3.2では「FenrirFS」によるブックマーク管理とフォルダによるブックマーク管理が統合される。さらに、v3.3では最新のGeckoレンダリングエンジンに対応し、v3.4でプラグインに対応する予定とのこと。
お詫びと訂正:記事初出時、7月29日に公開されたバージョンはRC2とお伝えしましたが、正しくはRC2の差し替え版でした。また、ロードマップの公開日も7月29日ではありませんでした。お詫びして訂正いたします。
- 【著作権者】
- フェンリル(株)、柏木 泰幸 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.0.3104(11/07/29)