NEWS(11/08/03 14:58)
大組織での配備にも耐えうる安定性となった「LibreOffice」v3.4.2が公開
これまでのバージョンで報告された最も重大な不具合の大部分を修正
The Document Foundation(以下、TDF)は1日、「OpenOffice.org」から派生したオープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice」の最新版v3.4.2を公開した。最新版の主な変更点は、これまでのバージョンで報告された最も重大な不具合の大部分を修正したこと。
これにより、v3.4.2はTDFのパートナーのサポートを受けることで、大きな組織での配備にも耐えうるようになっている。v3.4シリーズの初版となるv3.4.0はコミュニティのメンバーや熟練したユーザー向けのリリース、v3.4.1は個人および企業での利用も対象とされていたが、大きな組織での配備は推奨されていなかった。
また、v3.4.2では多くの協力者の貢献により、日本語の翻訳も改善されている。たとえば、ワープロソフト「Writer」では“ワードコンプリーション”という表記が“単語の補完”と変更されたほか、ドローソフト「Draw」ではオプションダイアログの“LibreOffice Draw”-“全般”画面にある“使う単位”プルダウンリストの“線”項目の表記が“行”に変更されている。
なお、より安定性が向上し、セキュリティ関連の修正を含むv3.4.3は8月の末に公開される予定とのこと。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在The Document FoundationのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、データベースソフト「Base」などで一部の機能を利用する場合はJavaランタイム(JRE)が必要。
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors and/or their affiliates
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.4.2(11/08/01)