NEWS(11/08/03 15:59)

「Kinect for Windows SDK」の最新ベータ版が公開、公開後初のアップデート

ドライバーの安定性向上、細かな不具合修正や改善が施される

「Kinect for Windows SDK」v1.00.12「Kinect for Windows SDK」v1.00.12

 米Microsoft Corporationは3日(日本時間)、「Kinect for Windows SDK」の最新ベータ版v1.00.12(Beta 1 Refresh)を公開した。ベータ版公開後初のアップデートとなる。

 「Kinect for Windows SDK」は、同社製のゲーム機“Xbox 360”向けに発売されているコントローラー“Kinect”をWindows搭載PCで利用するためのSDK。“Kinect”を利用するためのドライバーや、アプリケーションから操作するためのライブラリ、開発者用のドキュメントやサンプルなどが含まれている。

 動作要件は、Windows 7および同64bit版、.NET Framework 4、DirectX 9以降に対応するビデオカード、2.66GHz以上のデュアルコアCPU、2GBのメモリ(4GBを推奨)などとなっており、開発環境には無償の「Visual Studio Express」などを利用できる。なお、商用アプリケーションの開発に利用するのは認められていないので注意。

 本バージョンはマイナーアップデートと位置付けられており、ユーザーからの報告のあった細かな不具合の修正が主となっている。“Kinect”ドライバーの安定性も向上しており、PCがスリープ状態に移行する際にフリーズする問題などが修正された。そのほか、サンプルプロジェクトの修正、機能しないAPIの削除、ドキュメントの改善なども施されている。

 なお、前バージョンを利用している場合は、本バージョンを導入する前にアンインストールする必要があるので注意。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用利用のみ)
【バージョン】
1.00.12(11/07/29)

(柳 英俊)