NEWS(11/08/22 16:16)

記事本文を自動選択してノートへ保存可能になった「Evernote Firefox Extension」

ノートの保存先をローカルとWeb上の“Evernote”から選択できるように

「Evernote Firefox Extension」v5.0.0.170767「Evernote Firefox Extension」v5.0.0.170767

 米Evernote Corporationは18日、「Firefox」で表示中のWebページをオンラインメモサービス“Evernote”へ簡単に保存できる拡張機能「Evernote Firefox Extension」の最新版v5.0.0.170767を公開した。最新版の主な変更点は、WebページをEvernoteのサーバー上へ保存する際に、ブログやニュースの記事本文を自動選択できるようになったこと。

 Webページ上で何も選択せずに本拡張機能のボタンや右クリックメニューの[Evernoteに追加]項目を選択すると、自動で記事本文と思われる箇所以外が暗転する。あとは、ボタンから表示されたポップアップ上の[記事をクリップ]ボタンを押すだけで記事本文をノートに保存可能。

ノートの保存先を選択可能にノートの保存先を選択可能に

 また、ノートの保存先を「Evernote for Windows」などのローカルクライアントとWeb上の“Evernote”から選択可能になった。保存先は、拡張機能の設定画面から選択でき、ローカルクライアントへ保存するように指定した場合は、クライアント上で同期するまではWeb上へはアップロードされない仕組み。なお、記事本文の自動選択機能はWebページをローカル上へ保存するように指定した際は動作しないので注意。

 さらに、本拡張機能のボタンから表示されるポップアップ上で、現在表示中のWebサイトから保存したノートのみをリスト表示することが可能になった。ポップアップの下側にあるドメイン名をクリックするとポップアップが展開し、そのサイトから保存したノートのサムネイルつきリストを表示可能。

 そのほか、“Google”“Bing”“米Yahoo!”でWeb検索を行うと同時にWeb上の“Evernote”を検索する機能も追加された。Web検索と“Evernote”の同時検索は、本拡張機能の設定画面で“同時検索機能を利用する”チェックボックスをONにすることで有効になり、“Google”などの検索結果ページ上部へ“Evernote”の検索結果へのリンクが表示される仕組み。なお、編集部にて試用したところ、“Yahoo! Japan”の検索では同時検索機能は利用できなかった。

表示中のWebサイトから保存したノートをリスト表示表示中のWebサイトから保存したノートをリスト表示

Web検索を行うと同時にWeb上の“Evernote”を検索Web検索を行うと同時にWeb上の“Evernote”を検索

 本拡張機能は、「Firefox」v3.5以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Firefox」v6.0で動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Evernote Corporation
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0.0.170767(11/08/18)

(長谷川 正太郎)