NEWS（11/08/22　17:47）

iPhone/iPad向け「TeamViewer」がアップデート、PCとの間でファイル転送が可能に

個人の非商用目的に限り無償で利用可能

「TeamViewer HD」v6.0.9279

　独TeamViewer GmbHは16日（日本時間）、PCをリモート操作できるiPhone/iPod touchアプリ「TeamViewer」およびiPadアプリ「TeamViewer HD」の最新版を公開した。現在iOS搭載デバイス向けアプリケーションの配信サービス“App Store”からダウンロードできる。

　本アプリを利用すれば、PC向けリモートデスクトップソフト「TeamViewer」をインストールしたPCを、iPhoneやiPadから遠隔操作することが可能。多機能でありながら、NATやファイヤーウォールが有効な環境でも特別な設定なしで利用できる手軽さが特長で、マルチモニター環境のPCをリモート操作することもできる。

　最新版の主な変更点は、iPhone/iPadとPC間でのファイル転送に対応したこと。PC上で「TeamViewer」を起動させた状態で、iOSアプリの［Files］タブを選択すると、iPhone/iPadとPC間で相互にファイルを送信できるようになる。通信内容はSSLで暗号化されるので、プライベートな写真や仕事で必要なドキュメントのやりとりなどに向いているだろう。

iPhone/iPadとPC間でのファイル転送に対応（iPhone/iPod touch版「TeamViewer」で利用した様子）

　なお、本アプリの無償利用は個人による非商用目的に限るので注意。商用などで利用するには「TeamViewer Pro」（iPhone/iPod touchアプリ）または「TeamViewer Pro HD」（iPadアプリ）を購入する必要がある。価格はそれぞれ8,500円（税込み）、12,500円（税込み）となっている。

「TeamViewer」