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Secuniaが5日に公表したGIF画像に関する脆弱性が修正された「Opera」v12.12

拡張機能の設定などを削除する機能も追加

「Opera」v12.12

 ノルウェーのOpera Software ASAは18日、(現地時間)、同社製Webブラウザー「Opera」の最新版v12.12を公開した。最新版の主な変更点は、セキュリティベンダーSecuniaが5日に公表したGIF画像に関する脆弱性を修正したこと。

 脆弱性の詳細は、悪意あるGIF画像を開くとヒープベースのバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコードを実行されてしまうというもの。Secuniaでは脆弱性の深刻度を5段階中2番目に高い“Highly critical”に分類しており、修正が待たれていた。

 また、アドレスバーに表示する情報を偽装できてしまう可能性がある脆弱性も修正されている。同脆弱性は、深刻度がOperaの基準で5段階中4番目に高い“Low”に分類されている。

 さらに、“個人情報の削除”ダイアログに拡張機能の設定などを削除できる“Delete settings and data for all extensions”項目が追加されたほか、“個人情報の削除”ダイアログのデザインが小さな画面でも利用しやすいように変更された。

 本ソフトは、Windows XP以降などに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作を確認した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Opera」
【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows XP以降など(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.12(12/12/18)

(長谷川 正太郎)