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「Google Chrome 25」が安定版に、音声認識を実現する“Web Speech API”に対応
サードパーティー製ソフトによって拡張機能が意図せず追加されるのを防ぐ機能も
(2013/2/22 15:36)
米Google Inc.は21日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v25.0.1364.97を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版も提供されており、同じく同社のWebサイトからダウンロードできる。
メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、“Web Speech API”が新たにサポートされた。この新しいJavaScript APIを利用すれば、Webアプリケーションへ音声認識機能を組み込むことができる。
また、拡張機能の管理を改善し、セキュリティを向上させたのも本バージョンにおける重要な変更点。「Google Chrome 25」以降では、ユーザーの許可を得ずにインストールされた拡張機能は自動で無効化される。不要な拡張機能を無効化することは、アプリケーションの動作速度を改善するためにも有効だ。
もちろん、必要であれば有効化することも可能。「Google Chrome」によって拡張機能が自動的に無効化されるとユーザーへ通知され、ダイアログで有効化するか削除するか選択できる。
そのほか、今回のアップデートでは22件の脆弱性も修正されている。深刻度の内訳は、同社基準で4段階中2番目に高い“High”が9件、3番目に高い“Medium”が8件、最も深刻度の低い“Low”が5件。このうち“CVE-2013-0886(Medium)”“CVE-2013-0895(High)”はWindows環境には影響しない。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 25.0.1364.97(13/02/21)