ニュース

オープンソースの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v5.5.0が公開

総計179の拡張子へ対応。ファイルリネームや画像変換を中心とした機能強化が施される

「PeaZip」v5.5.0

 オープンソースの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v5.5.0が、19日に公開された。今回のアップデートでは、ファイルのリネームや画像の変換といった機能が強化されている。

 たとえば、ファイルのリネーム関連として、大文字にする(Uppercase)、小文字にする(Lowercase)、指定した場所へ文字を挿入する(Add string at fixed position)、指定した場所から指定文字数だけ削除する(Delete n chars at fixed position)、文字を置き換え・削除する(Replace/remove string)、拡張子を変更する(Change file extension)といったコマンドを新たに搭載。また、画像の変換オプションには解像度を4Kや8Kへ変更するプリセットや、JPEG画像の品質を90/75/50へ変更するプリセット、TIFF/PPM/XPM形式へ変換するオプションなどが追加された。

ファイルのリネームや画像に変換に関連するコマンドが拡充

 これらのコマンドはファイルの右クリックメニューから利用できるほか、ツールバーから利用することも可能。ツールバー右端にある[+]ボタンを押して、ツールバーを“ファイルマネージャー”へ切り替えれば、リネーム関連のコマンドへアクセスできる。画像変換のコマンドを利用するには、ツールバーを“画像マネージャー”へ変更すればよい。

ツールバーの切り替え機能

 そのほかにも、プラグインの追加などによる対応フォーマットの拡充が図られた。本バージョンでは総計179種類の拡張子へ対応している。

 「PeaZip」は、64bit版を含むWindows 95/98/NT/2000/XP/Vista/7/8/8.1などに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。初期状態はインターフェイスが英語になっているが、[Options]-[Localization]メニューから同梱の“ja.txt”を読み込めば簡単に日本語化することが可能だ。

ソフトウェア情報

「PeaZip」
【著作権者】
PeaZip srl
【対応OS】
64bit版を含むWindows 95/98/NT/2000/XP/Vista/7/8/8.1など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
5.5.0(14/10/19)

(樽井 秀人)