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機械学習を利用した画像の高品質拡大ツール「waifu2x-caffe」が実写にも対応
初期化処理にかかる時間の短縮や同梱ライブラリのアップデートなども
(2015/7/2 05:05)
機械学習を利用して画像を高品質で拡大するツール「waifu2x-caffe」の最新版v1.0.5が、6月29日に公開された。64bit版のWindows Vista以降に対応するフリーソフトで、“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。なお、実行には「Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が必要。
「waifu2x-caffe」は、機械学習を利用してアニメ風の画像を高品質で拡大するWebサービス“waifu2x”をローカルへ移植したツール。ディープラーニングフレームワーク「Caffe」を利用しているのが特長で、NVIDIA製GPUを利用している環境であれば、より高速かつ省メモリで動作するライブラリ“cuDNN”を利用することもできる。
本バージョンにおける変更点は、“RGB”と“写真”という2つの計算モデルが追加されたこと。“RGB”は輝度だけを変換するのではなく、RGB(赤・緑・青)のすべてを変換するモデルで、アニメ風の画像(二次元画像)を拡大するのに向いている。一方、“写真”は写真の拡大にフォーカスしたモデル。ノイズ除去には対応していないが、一般的なレタッチツールよりも鮮明な拡大画像が得られる。
そのほかにも、初期化処理にかかる時間の短縮や内部で使われている「CUDA Toolkit」の更新(v7.0.28)などが行われている。
ソフトウェア情報
- 「waifu2x-caffe」
- 【著作権者】
- lltcggie 氏
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows Vista以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.5(15/06/29)