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AIでキャラを生成・融合・編集できるオンラインサービス「Crypko 1.0」が正式リリース

基本無料。絵心のない人でもWebブラウザーがあればチャレンジできる

AIでキャラを生成・融合・編集できるオンラインサービス「Crypko 1.0」が正式リリース

 (株)Preferred Networks(PFN)は4月26日、AIによるキャラクターの自動生成プラットフォーム「Crypko」(クリプコ)を正式リリースした。絵心のない人でもWebブラウザーで簡単に高品質なキャラクターを作成できる。

 「Crypko」は深層学習を応用した画像生成モデルの1つである「敵対的生成ネットワーク」(generative adversarial networks、GAN)を使った顔のイラスト生成モデルとして2018年に開発が開始。6世代目となる今回の生成モデルでは、顔だけでなく、人間のイラストレーターが描画したような高品質なキャラクターの上半身のイラストを生成できるようになったという。生成したキャラクター同士を融合することで、それらの特徴を継承した新しいキャラクターを生成し、髪や目の色、表情などの属性をユーザーの好みで変更することもできる。

AIでキャラクターの生成・融合・属性の編集が可能
生成:CPを消費すると10体作成できるので、好みのものをチョイスする。フリーミアムプランでは立ち絵は選択できず、顔のみとなる
融合:2つのキャラクターを選んでCPを消費すると、両者の属性を引き継いだキャラクターが5体リストアップされる
属性:さまざまなパラメーターを調整して、派生キャラクターを生成
気に入ったキャラクターをスロットに保存。

 生成したキャラクターをライブラリに登録・公開することが可能。他のユーザーをフォローしたり、キャラクターをお気に入り登録するといった創作コミュニティ機能も備える。

生成したキャラクターをライブラリに登録・公開(未公開は「スタンダードプラン」のみ)
他のユーザーをフォローしたり、キャラクターをお気に入り登録するといった創作コミュニティ機能も

 「Crypko」を利用する際は、アカウントの作成が必要。基本無料(フリーミアムプラン)で、キャラクターの生成・融合・属性の変更のたびにアプリ内ポイント(CP:Crypko Point)を消費する。このポイントは時間が経つと回復し、最大100ポイントまで貯められる仕組み。生成したキャラクターのダウンロードも可能だが、画像に透かしが入るほか、利用は非商用に限られる点には注意したい。

 月額980円の「スタンダードプラン」に加入すれば、最大CPやCPの回復量を増やしたり、「フリーミアムプラン」の各種制限を解除することができる(商用は不可)。

フリーミアムとスタンダードの2プラン構成。商用可の追加のプランも検討されているようだ