レビュー
システムで開かれているウィンドウの詳細情報を一覧できる「GUIPropView」
デスクトップ上のウィンドウの情報を取得できるターゲットボタンが便利
2016年12月21日 06:00
「GUIPropView」は、システムで開かれているウィンドウの詳細情報を一覧できるソフト。64bit版を含むWindows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、現在システムで開かれているすべてのウィンドウを列挙し、タイトルや位置、サイズ、スタイル、状態、クラス名、プロセスID、スレッドIDなどといった詳細情報を表示できるツール。同氏作のウィンドウ列挙ツール「WinLister」の後継に当たるソフトなので、同ソフトを愛用している人は移行も考えておいたほうがよいだろう。
本ソフトは上下分割式の2ペイン構成になっており、上ペインのリストには“トップレベルウィンドウ”が列挙される。古典的なWindowsプログラムでは、ボタンなども含めてすべてのコントロールが“ウィンドウ”として扱われるが、“トップレベルウィンドウ”はそれらを内包したもので、ユーザーが一般に“ウィンドウ”とみなしているものがそれに該当する。
一方、下ペインのリストに表示されるのは、上ペインで選択した“トップレベルウィンドウ”に含まれる“子ウィンドウ”、つまりコントロール類のリストだ。このリストでも位置(トップレベルウィンドウからの相対位置)やサイズ、クラス名などの情報が表示される。
なお、デスクトップに表示されているウィンドウの情報を本ソフトでチェックしたい場合は、ツールバー左端にあるターゲットボタンを利用すると便利。このボタンをウィンドウへドラッグすれば、当該ウィンドウが本ソフト上で選択状態となる。
また、特定のトップレベルウィンドウや子ウィンドウの情報を閲覧したい場合は、ダブルクリックで表示することができるプロパティダイアログを利用すると便利。そのほかにも、右クリックメニューからウィンドウの属性を切り替えたり、ウィンドウの情報をレポートとして出力する機能などを備える。
ソフトウェア情報
- 「GUIPropView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XPからWindows 10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(16/11/19)
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