レビュー

リツイートなどの前後を表示、文脈を把握するためのChrome拡張「近傍ツイート検索」

単独のツイートでは意味がわからない、背景を知りたいといった場合に便利

「近傍ツイート検索(twDisplayVicinity)」v0.2.4.400

 「近傍ツイート検索(twDisplayVicinity)」は、特定ツイートの文脈を“twitter.com”で把握したい場合に役立つ「Google Chrome」用の拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v56.0.2924.87で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

 リツイートされてきたツイートが断片的過ぎて意味がわからない、文脈によってさまざまな意味にとれる、ツイートの背景が知りたくなった――“Twitter”を閲覧していると、ツイートの前後が気になることはないだろうか。しかし、“Twitter”にはツイートの前後を参照するリンクが用意されておらず、チェックするにはユーザーのタイムラインをわざわざ最初からたどる必要がある。

 こうした手間を省ていくれるのが、今回紹介する「近傍ツイート検索」だ。本拡張をインストールすると、“twitter.com”のツイートに“近傍ツイートを表示”というリンクが追加される。このリンクをクリックすると、ツイート主のタイムラインを新規タブで表示し、タイムラインをたどって近傍――つまり、前後のツイートを表示してくれる。

“twitter.com”のツイートに“近傍ツイートを表示”というリンクが追加
このリンクをクリックすると、ツイート主のタイムラインを新規タブで表示し、当該ツイートの前後を表示してくれる

 また、“○○さんがリツイート”などのアクションに付けられた“近傍ツイート”リンクをクリックすれば、アクションを起こしたユーザーのタイムラインをたどることも可能。たとえば、そのツイートのあとにどんな感想をツイートに残しているかを確認するのに役立つ。[通知]タブでこの“近傍ツイート”リンクを利用すれば、自分のツイートをリツイートした人の感想をチェックすることも可能だ。

 なお、初期設定では当該ユーザーのタイムラインを最初からたどる仕組みになっているが、この方法ではさかのぼれるツイートの数に限界がある。その対策として、検索タイムラインを利用して“近傍ツイート”を検索する方法も用意されており、[Shift]キーで切り替えて利用することが可能。ただし、後者の方法はリツイートが表示されないという制限がある。状況に応じて使い分けたい。

ソフトウェア情報

「近傍ツイート検索(twDisplayVicinity)」
【著作権者】
風柳 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.2.4.400(16/09/01)