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「Node.js 24」が公開 ~V8、npmを更新、Windowsビルドは「MSVC」から「ClangCL」に

「Node.js 18」はサポート終了、できるだけ早い移行を

「Node.js」公式ブログにおける発表

 「V8」エンジンで動作するJavaScript環境「Node.js」の新しいメジャーバージョン「Node.js 24」が、5月6日にリリースされた。現在、公式サイト「nodejs.org」から無償でダウンロード可能。

 「Node.js 24」では「V8」がv13.6になり、「Float16Array」や「RegExp.escape」、「Error.isError」などが新たに利用できるようになった。「npm」もv11にアップグレードされ、パフォーマンスとセキュリティが改善されている。

 また、「Microsoft C/C++」(MSVC)の代わりに「ClangCL」(LLVM clang-cl)でコンパイルされるようになった。そのほかにも、「AsyncLocalStorage」APIがデフォルトで「AsyncContextFrame」を利用するようになったり、「URLPattern」をグローバルで使用できるようになるなど、多くの機能強化が行われている。その一方で、いくつかのAPIが非推奨になったり、削除されているので注意したい。

 「Node.js 24」は2024年10月までの6カ月間、「Current」リリースとして2週間ごとに最新パッチの提供を受ける。その後は「Node.js 22」に代わるアクティブ「LTS」(長期サポート)となり、30カ月間のサポートが保証される。

「Node.js」のリリースとメンテナンスサイクル

 なお、「Node.js 18」は4月30日をもってサポートが終了した。まだ利用している場合は、できるだけ早く後継バージョンへ移行するか、商用サポートを購入する必要がある。