REVIEW(09/08/06)

USBカメラで写したブロックでリズムをリアルタイム生成「d-touch drum machine」

紙でできた専用のブロックを動かして、どんどんリズムを変化させよう

「d-touch drum machine」v0.3.2「d-touch drum machine」v0.3.2

編集部ではカメラの三脚を使ってUSBカメラを用紙の真上に固定した編集部ではカメラの三脚を使ってUSBカメラを用紙の真上に固定した

 「d-touch drum machine」は、USBカメラで撮影した専用ブロックの配置により、リアルタイムでリズムを生成・変更して演奏できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaとマイクロソフト製のUSBカメラ“LifeCam VX-6000”で動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、ダウンロードにはメールアドレスなどの登録が必要。なお、編集部にてLogicool製USBカメラ“Qcam Easy/Cool”で試用したところ、ブルースクリーンになりOSが強制終了する不具合があった。

 特殊な模様が入った用紙の上に専用ブロックを配置し、ブロックの位置によって発音のタイミングと音色をコントロールする仕組み。用紙とブロックは作者のWebサイトからダウンロードできるPDFファイルを印刷することで自作できる。

 また、正しくブロックの位置を認識するために用紙を真上から撮影する必要があり、作者のWebサイトからUSBカメラを用紙の真上に固定するスタンドの型紙をPDFファイルでダウンロードできる。しかし、編集部にてボール紙でスタンドを作成したが強度が足りない上、カメラの位置も調節しづらかったため、編集部ではカメラの三脚で代用した。

 リズムを生成するには、まず設定用ソフト「configurator」へダウンロード時に作成したユーザー名とパスワードを入力し、USBカメラやサウンドデバイスを指定する。次に、本体の「DrumMachine」を起動し、用紙の特殊な模様をUSBカメラで認識できるように、カメラの位置や設定を調節しよう。画面上で用紙の4隅にある模様が全部光ったら準備完了だ。あとは、専用ブロックを用紙上の好きな位置に配置してグルーブを作り出そう。

【著作権者】
d-touch.org
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.3.2

(長谷川 正太郎)