レビュー

FTPクライアント機能をもつWindows ストアアプリ「mFTP」

ファイルのアップロード・ダウンロードなど、基本的な機能がタッチ操作で利用可能

「mFTP」v2.2.0

 「mFTP」は、FTPクライアント機能をもつWindows ストアアプリ。Windows 8/RTに対応するフリーソフトで、“Windows ストア”からダウンロードできる。

 本アプリは、「Windows 8」および「Windows RT」で動作するFTPクライアントソフト。とくにデスクトップアプリが動作しない「Windows RT」では貴重な存在と言えるだろう。すべての操作がタッチで行えるので、キーボードやマウスがない環境でも快適に利用できる。

 FTPサーバーへ接続するには、まずアプリバーを開いて(画面の上端または下端から中央方向へスワイプ、またはマウスを右クリック)アドレスやユーザー名、パスワードといった接続情報を入力しよう。次に[Login]ボタンを押せば、接続が開始される。アプリバーにある[History]ボタンを押せば、通信のログを閲覧することも可能。

 このとき、“Save?”というチェックボックスをONにしておけば、接続情報がアプリに記憶されるので、何度も接続情報を入力する手間が省ける。また、接続情報を複数登録して、簡単に切り替えることも可能。接続情報の管理画面の一部はドイツ語になっているが、“Verwalten”が“Manage(管理)”を、“Neuer Server”が“New Server”を表すことを覚えておけば問題なく利用できるはずだ。

アプリバーで接続情報を入力。[History]ボタンでログを閲覧することも可能
接続情報を複数登録して、簡単に切り替えることも可能

 編集部にて試用したところ、パーミッションの変更処理でアプリがクラッシュする不具合がみられたものの、ファイルのアップロードやダウンロード、新規フォルダの作成、ファイルやフォルダのリネーム・削除といった操作は問題なく行うことができた。

ソフトウェア情報

「mFTP」
【著作権者】
Roland Zimmermann 氏
【対応OS】
Windows 8/RT(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.2.0

(柳 英俊)