レビュー
「源ノ角ゴシック」を合成したマンガ用のアンチック体「F910新コミック体」
ゴシック体の漢字と明朝体の仮名を組み合わせたデザイン、通称“アンチゴチ”
(2014/10/31 18:00)
「F910新コミック体」は、ゴシック体と明朝体が共存する日本語フォント。Windows 2000以降に対応するOpenTypeフォントで、作者のWebサイトからダウンロードできる。商用なども含め、あらゆる条件で無償利用することが可能。
オリジナルデザインのひらがなとカタカナに、「源ノ角ゴシック」の漢字や英数字を組み合わせた派生フォントであり、通称“アンチゴチ”と呼ばれるマンガ用のデザインが特徴。ゴシック体の漢字や英数字に対し、仮名文字が明朝体となっている。
その仮名文字は一般的な明朝体と違って肉付きがよく、ゴシック体との親和性を考慮してデザインされている。それでも明朝体のテイストはしっかり残っており、そのシャープで上品な風合いと、「源ノ角ゴシック」の漢字が醸し出すモダンな雰囲気の組み合わせは、心地よい読みやすさを提供してくれる。
なお、オリジナルデザインの仮名文字は「ほのか丸ゴシック」の作者と共同で制作したとのこと。
ソフトウェア情報
- 「F910新コミック体」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated、フォント910
- 【対応OS】
- Windows 2000以降など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0(14/10/27)