レビュー

Windows/Mac/Linuxをリモート操作できるWindows ストアアプリ「Splashtop Personal」

タッチパネルでの操作も思いのまま

「Splashtop Personal - Remote Desktop」v2.1.0.1

 「Splashtop Personal - Remote Desktop」は、Windows/Mac/Linuxをリモート操作できるWindows ストアアプリ。x86/x64/ARM環境のWindows 8.1に対応するフリーソフトで、“Windows ストア”からダウンロードできる。

 「Splashtop Personal」は、「Splashtop Streamer」がインストールされた端末を遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ。「Splashtop Streamer」はWindows/Macに加え、ベータ版という位置付けながらLinuxをサポートしている。これらのデスクトップOSを日ごろから併用しておりて、なおかつWindowsタブレットからリモート接続したい場合にぴったりだ。

 利用するには、まずリモート操作の対象となる端末へ「Splashtop Streamer」をインストールし、無償で取得できる“Splashtop アカウント”でログインしよう。音声やネットワーク、セキュリティの設定は「Splashtop Streamer」側でコントロールが可能。

 続けて「Splashtop Personal」をリモート操作を行うWindows 8.1端末へインストールし、先ほど「Splashtop Streamer」で利用したのと同じ“Splashtop アカウント”でログインする。すると、「Splashtop Streamer」がインストール済みの端末が「Splashtop Personal」にリストアップされ、リモート接続できるようになる。

リモート操作の対象となる端末へ「Splashtop Streamer」をインストールする必要がある
“Splashtop アカウント”でログインすれば、同じアカウントに紐づけられた「Splashtop Streamer」がインストール済みの端末がリストアップされる

 「Splashtop Personal」は毎秒最大30フレームでデスクトップ画面を転送可能で、ゲームのプレイやマルチメディアコンテンツの視聴にも耐えうる。マルチモニター環境にも対応しており、アプリバーの[Switch Display]ボタンでリモートPCのモニターが切り替えが可能だ。

 また、タッチパネルでの操作にも配慮されており、タッチ操作で文字が入力できる仮想キーボード、タッチ操作でマウスカーソルを移動させたり、マウスのボタンをクリックできる仮想タッチパッド、マウスのホイール代わりに使えるスクロールバー、矢印キーボタンなどを搭載。いずれもアプリバーから有効化できる。

タッチパネルでの操作をサポートするさまざまなコントロールを用意
仮想コントロールはアプリバーから有効化できる

 なお、ローカル端末とリモート端末のモニター解像度が一致しない場合、リモート端末の左右がカットされてしまう場合がある。その場合は、解像度の設定を“Best fit to this device(自動調整)”から“Native computer resolution(縮小表示)”へ変更すればよい。解像度の設定は、リモート端末の選択画面で端末を下方向にフリックして選択し、アプリバーの[Edit]ボタンを押すと現れるリモート端末の設定画面で変更できる。

 また、異なるネットワークをまたいでアクセスするには“Anywhere Access Pack”(月額1.99米ドル)を購入する必要があるので注意。同一のローカルネットワーク内なら無償で利用可能だ。

リモート端末の表示設定
異なるネットワークへまたいでアクセスするには“Anywhere Access Pack”の購入が必要

ソフトウェア情報

「Splashtop Personal - Remote Desktop」
【著作権者】
Splashtop Inc.
【対応OS】
Windows 8.1(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.1.0.1

(樽井 秀人)