杜のAndroid研究室
第173回
「LINE」のテキストチャットを支援するアプリ2種「ちらみ」「スタンプミー」
“既読”を回避する「ちらみ」、オリジナルスタンプを作成できる「スタンプミー」
(2013/12/18 10:33)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、人気の音声通話・チャットアプリ「LINE」のテキストチャットを支援するアプリ「ちらみ」「スタンプミー」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。
“既読”を付けずにLINEのメッセージを閲覧できる「ちらみ」
「ちらみ」は、いわゆる“既読”を付けずに、「LINE」で受信したメッセージを閲覧できるアプリ。「LINE」のテキストチャットでメッセージを受信した際、通知などから「LINE」を起動してメッセージを閲覧すると、メッセージが既読状態となって、送信者側のチャット画面には“既読”マークが表示される。相手がメッセージを読んだことを確認できる便利な機能だが、“既読”になったのに返信しないでいると、無視したと勘違いされる可能性がある。
本アプリを使えば、「LINE」を起動せずに未読状態のままメッセージを閲覧でき、“既読”にまつわるトラブルを回避することが可能。また、「LINE」のほかにも「カカオトーク」「comm」「Facebook Messenger」などの“既読”機能を備えたチャットアプリにも対応している。
「ちらみ」では、通知領域に表示される内容を記録することで、「LINE」を起動せずにメッセージを閲覧できる仕組み。そのため、まず「LINE」の[通知設定]画面で、“通知設定”および“メッセージ通知の内容表示”のチェックボックスをONにし、通知内容の表示を有効化しておく必要がある。さらに、Androidの設定画面から[ユーザー補助]画面を開き、[サービス]項目で“ちらみ”をONにして通知内容の記録を有効化しておこう。
「LINE」でメッセージを受信すると、通知領域には“ちらみ”と「LINE」の通知が表示され、“ちらみ”のボタンをタップすることで、本アプリの画面を表示してメッセージを閲覧可能。閲覧画面には、送信者のメッセージが一覧表示され、複数のメッセージが届いていた場合でも、それらをすべて閲覧できる。
また、携帯キャリアの絵文字の表示に対応するほか、「LINE」独自の絵文字も自動変換されて表示可能。ただし、スタンプや画像を受信した際には、“スタンプを送信しました”などのテキストのみが表示される。なお先述の通り、通知内容を記録して表示する仕組みのため、長文のメッセージは途中で切れることがあり、表示されるのは全角50字程度までとなっている。
閲覧画面左上の[戻る]ボタンをタップすると、送信者の一覧画面を表示可能。閲覧していないメッセージがある送信者の左側には赤色の“!”マークが表示され、複数のユーザーからメッセージが届いていた場合にも、見落とすことなく閲覧できる。なお、グループチャットのメッセージを受信した場合には、メッセージをグループごとにまとめられないため、送信者ごとの閲覧画面で確認する必要がある。
ホーム画面にウィジェットを配置することも可能で、複数の送信者のメッセージを時系列に一覧できるウィジェットのほか、送信者一覧を表示するウィジェットが利用可能。ウィジェットのメッセージや送信者をタップすることで閲覧画面を表示できる。
- 【著作権者】
- (株)エーウォーカー
- 【対応OS】
- Android 2.3.3以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5(13/12/16)
オリジナルキャラクターを作成してスタンプ化「スタンプミー」
「スタンプミー」は、オリジナルのキャラクターを作成してスタンプ化し、「LINE」などで送信できるアプリ。髪型や瞳などのパーツを自由に組み合わせてキャラクターを作成すると、さまざまなバリエーションの画像が生成され、「LINE」のテキストチャットでスタンプのように送信することが可能。
まずは、起動画面でベースとなるキャラクターパターンを“男の子”“女の子”から選択。次に表示される作成画面はタブ切り替え型となっており、顔の輪郭・髪型・瞳・眉毛・鼻・口・メガネという各パーツのタブを選択し、用意されているパターンから好みのものを選択可能。各パーツを選択すると、画面上部のキャラクターの顔が変化して組み合わせを確認できる。また、画面右上の[キャラ追加]ボタンからは、新たなキャラクターパターンとして“ネコ”を追加ダウンロードでき、キャラクターの作成に使用可能。
納得のいくキャラクターが作成できたら、画面下部の[生成]ボタンをタップ。すると、作成したキャラクターをもとに、表情や動作などが異なる約30種類のスタンプ風画像が自動生成されて一覧表示される。
画像をタップするとポップアップメニューが表示され、[LINEに送る]ボタンから「LINE」を起動し、送信先を選択してテキストチャットで画像を送信可能。また、ポップアップメニューの[カカオトークに送る]ボタンから同様に「カカオトーク」のテキストチャットで画像を送信できるほか、[Facebookに送る][Twitterに送る]ボタンから画像を「Facebook」や「Twitter」で投稿することも可能。
以降は、本アプリを起動すると生成された画像一覧が表示され、選択して「LINE」などですばやく送信可能。また、一覧画面左上の[保存]ボタンをタップすれば、生成されたすべての画像ファイルをSDカードに保存できる。
なお、一覧画面右下の[新規生成]ボタンをタップすると、起動画面を表示してキャラクターの作成をやり直すことが可能。ただし、作成をやり直すと既存の画像一覧は表示できなくなるほか、新たなキャラクターの画像ファイルをSDカードに保存した場合は以前のキャラクターの画像ファイルが上書きされてしまうので注意しよう。
- 【著作権者】
- (株)プライムキャスト
- 【対応OS】
- Android 2.3.3以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.1(13/12/04)