知っ得!旬のネットサービス
写真に写っているのは何?を機械が説明してくれる「CaptionBot」
写真に写っているのは何?を機械が説明してくれる「CaptionBot」
被写体の様子までもテキスト化するMicrosoftのサービス。将来的にはAPIで提供予定
(2016/4/7 05:05)
本連載では、最近新しくリリースされたか、またはネットで話題になった“旬の”ネットサービスを週替わりで紹介する。
「CaptionBot」は、アップロードした写真を機械的に解析し、被写体が何かを判定してくれるサービス。米Microsoftが運営しており、人、物、風景といったカテゴリはもちろんのこと、“何色の服を着て立っている女性”など、被写体の様子を自然言語で描写してくれることが特徴。
ローカルにある写真を選択するとすぐさまアップロードが行われ、そのまま解析が実行される。数秒ほど待つと“I think it's...”と、独自のアルゴリズムによって解析された結果が表示される。結果に対して5段階でフィードバックを行うことができ、これらの評価が品質向上に役立てられているとみられる。画像のURLを指定しての直接読み込みにも対応するが、解析できるのは1枚ずつで、複数まとめての解析には対応しない。また日本語には対応せず、すべて英語での表示となる。
サービスを運営しているのはMicrosoft内でCortanaの作成や各種APIの提供を行っているCognitive Servicesと呼ばれる部門。本サービスで用いられている画像判定も将来的にAPIでの提供を目指しており、写真に対して自動的にキャプションを付与するなどの用途で利用されるものとみられる。
ソフトウェア情報
- 「CaptionBot」
- 【提供元】
- Microsoft Corporation
- 【利用料】
- 無料