【第390回】
画面を回転させる落ちものパズルゲーム「-R-」
アクション要素は一切なし、最短クリアを考える頭脳派パズル
(09/10/09)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、純粋なパズル脳が試される落ちものパズルゲーム「-R-」を紹介しよう。
「-R-」は、下に向かって重力が働く10×10マスのフィールドに配置されているブロックを全部消すとクリアとなる、ステージクリア型の落ちものパズルゲームだ。ブロックは赤・青・緑・ピンク・グレー・オレンジの6色があり、同じ色のブロックが縦、横、斜めいずれかに4つ以上並ぶと消える。
本作はブロックが自動で落ちてくることはなく、プレイヤーがフィールドの任意の列に好きな色のブロックを落とすことが可能で、ステージクリアまでにかかった手数を競う仕組み。プレイヤーはカーソルキーでフィールド上にあるカーソルを動かし、任意の列で[A]キーを押すと6色のパレットが現れるので、カーソルキーで落とすブロックの色を決める。ブロックの投下は[S]キーだ。
ここからが本作のユニークなところで、[Z]キーを押しながらカーソルキーの左右を押すと、画面全体を90度ずつ回転させることが可能。画面を回転させると重力に従ってブロックは下方向へ落ちる。これにより新たなブロックを落とさなくてもブロックを動かして消すことが可能で、列と列の間に隙間があるような場合に有効だ。
ブロックの投下と画面の回転はどちらも1つの手数としてカウントされ、ステージごとに設定されている手数を下回ってクリアできた場合のみ、“Solved(解決済み)”の扱いになる。なお、手詰まりになった場合などは[W]キーでやり直しが可能。やり直しは最初からではなく、1手前や2手前など、最大で20手前からのやり直しができる。
少ない手数でクリアするには連鎖によって多くのブロックを消すことも必要だが、より重要なのはやはり画面回転の活用だ。ステージ開始直後はとりあえず画面を回転させてみて、ブロックを消せそうな配置はないかチェックするといい。それがなければ、ブロックを最低限の追加で消せないかを探す。やり直しも手軽にできるので、ある程度のミスは覚悟の上で、あれこれ試して解法を発見しよう。
ステージは難易度によってIからVIまでの6レベル、各20ステージと豊富にある。プレイした感触だと、レベルIIからすでに歯応えは充分。1ステージクリアするだけでもかなりの時間と頭を使うことになる。操作にアクション性はなく、考える時間も無制限なので、手先の器用さは不要だ。頭を使いに使うパズルを求めている頭脳派ゲーマーにお勧めしたい。
- 【著作権者】
- ぎむざ 氏、MithrilWorks
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/2000/XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
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- 【ファイルサイズ】
- 11.8MB