いまさら聞けないWindows 10のTips

第123回

写真から人物だけを抜き出したい?! 標準の「ペイント3D」で簡単にできちゃいます

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

これは便利! 「ペイント3D」の“マジック選択”機能

 3Dデータをグリグリ動かしたり、テクスチャーを貼り付けたりするのは、確かに新鮮です。しかし、便利か? と言われると、少し判断が難しいところかもしれません。

 何の話かというと、Creators UpdateでWindows 10に追加された「ペイント3D」のことです。

 しかし、そんな「ペイント3D」にも、これは便利! と思える機能が搭載されています。“マジック選択”機能による写真の切り抜きです。

 写真の中から、人物や動物、建物など、特定の被写体だけを切り出したい時、これまでは別途写真編集ソフトを使う必要がありましたが、「ペイント3D」の“マジック選択”機能を使うと、被写体の輪郭をなぞるだけで簡単に対象を抜き出すことができます。

 複雑な部分も正確に切り出せるので、はがきやチラシなどを作る時に活用するといいでしょう。

「ペイント3D」で写真を読み込み、写真の特定部分をドラッグして選択すると、右側の[2Dの選択]画面に[マジック選択]が表示される。ボタンをクリックすると囲んだ部分から、対象が自動的に抜き出される。鉛筆ボタンで範囲を追加したり、消しゴムボタンで削除したりすることもできる