いまさら聞けないWindows 10のTips

第129回

またひとつDOS世代のレガシーが消えた…… 古いと言われても「コマンド プロンプト」が好きなんだ!

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれませんが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在します。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介します。

[クイック リンク]メニューに「コマンド プロンプト」を復活させるワザ

 Creators Update以降のWindows 10で、またひとつ古いWindowsの名残が消えてしまいました。

 スタートボタンを右クリックした時に表示される[クイック リンク]メニューで、今まで表示されていた「コマンド プロンプト」が消え、代わりに「Windows PowerShell」「Windows PowerShell(管理者)」が表示されるようになりました。

 もちろん、「Windows PowerShell」でも“dir”など今までのコマンドを使って作業をすることはできます。しかし、こうして青春時代の“パソコン”の名残が消えていくというのは、古い世代にとっては、少しさみしい感じがするところです。

 そこで、実用性という観点ではなく、単純な好みの問題として、「コマンド プロンプト」を復活させてみましょう。

 コルタナで“cmd”を検索して起動してもかまいませんが、「設定」の[個人用設定]画面から「コマンド プロンプト」を復活させることができます。

「設定」の[個人用設定]画面にある[タスクバー]をクリック。[スタート]ボタンを右クリックするか[[スタート] ボタンを右クリックするかWindows キー+Xキーを押したときに表示されるメニューで、コマンド プロントをWindows PowerShellに置き換える]スイッチをOFFに変更する