Windows 10資格認定試験 徹底攻略!
《第1問:解説》Windows 10のサインインに使えるアカウントは?
2016年10月17日 06:00
先週の出題「第1問 Windows 10のサインインに使えるアカウントは?」の解答と解説をお伝えする。
分からなかった人・間違えた人は、ぜひ実際にWindows 10を操作して確認していただきたい。
《第1問》
Windows 10へのサインインに利用できるアカウントの種類はどれですか。(複数選択)
A. Active Directoryアカウント
B. Microsoftアカウント
C. Azure ADアカウント
D. ローカルアカウント
(正解:A、B、C、Dのすべて)
※『徹底攻略MCP問題集 Windows 10[70-697:Configuring Windows Devices]対応』第1章<IDの管理>の問1より
Windows 10では、ローカルアカウント(D)、Active Directoryアカウント(A)、Microsoftアカウント(B)、Azure ADアカウント(C)の4種類のアカウントが利用可能です。
Windows 7までのOSでは、ローカルアカウントかActive Directoryアカウントのいずれかを使ってログオンしていました。Windows 8でMicrosoftアカウントが追加され、Windows 10ではさらにAzure ADアカウントも追加されたため、4種類のアカウントが利用可能になっています。
各アカウントの種類の概要は以下のとおりです。
●ローカルアカウント
コンピューターのローカルに作成するアカウントです。「コンピューターの管理」というツールを使って管理します。
●Active Directoryアカウント
組織内のActive Directoryドメイン上に作成するアカウントです。コンピューターがドメインに参加することによって、Active Directoryアカウントが使用できるようになります。
●Microsoftアカウント
マイクロソフトが提供する各種Webサービスにアクセスするためのアカウントです。マイクロソフトのWebサイトなどで作成することができます。使用するためにはインターネット接続が必要です。
●Azure ADアカウント
Microsoft Azureで作成可能な組織アカウントです。Microsoft Azureはマイクロソフトが提供するクラウドサービスで、Azure ADはその中で提供されるディレクトリサービスです。使用するためにはインターネット接続が必要です。
どのアカウントを利用してサインインするかは、Windows 10のインストール時に指定します。インストール後に、設定アプリから変更することもできます。
Windows 10で追加されたAzure ADアカウントについては、特にしっかりと理解しておきましょう。
第2問のご案内
「第1問 Windows 10のサインインに使えるアカウントは?」の解説を読み終えた方は、ぜひ「第2問 Windows 10のシステム準備として、OSのインストール&設定後に参照コンピューターで行う作業は?」にも挑戦してください。
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