Creators Updateで向上!Windowsの操作性

夜間モードで目に優しく、テーマ機能で彩られる新デスクトップ

 米国時間の11日から一般提供が開始された「Windows 10 Creators Update」では、数多くの機能追加や仕様変更が施されている。本連載では多数の更新点の中から、使い勝手に関わる変更に焦点を当ててご紹介する。

夜はディスプレイの色温度を抑えて目や脳に与える刺激を抑止できるように

「設定」の[システム]-[ディスプレイ]-[夜間モード設定]画面を開くと、夜間モードに関する設定が可能になる

 PCを長年使ってきた本紙読者であれば“ブルーライト”と呼ばれる一定波長の青色光が、目にダメージを与えていることは重々承知だろう。ディスプレイ上の文字を正しく読み取れるようにコントラストの調整などを駆使する方も少なくないが、Creators Updateでは、そんな苦労は不用だ。“夜間モード”は日没から朝(もしくはユーザーが指定した時間帯)までディスプレイの色温度を抑えて、目や脳に与える刺激を抑止する機能である。百聞は一見にしかずということで、下図をご覧頂きたい。

こちらは通常の状態。ディスプレイの明るさは“おすすめ”を選択している
“夜間モード”を有効した状態。全体的が暖色に切り替わり、長時間見ても目が疲れにくくなる

 ご覧のように色味がまったく異なり、夜半の作業時も快適になる。また、作業中に『目が疲れてきた』という場合は、クイックアクションの[夜間モード]ボタンを押せば、瞬時に機能が有効になるため日中のPC操作にも役立つはずだ。

デスクトップPCのクイックアクションに並ぶ[夜間モード]ボタン。こちらのボタンをクリックすれば夜間モードが有効になる

美しいテーマをWindowsストアから適用できる

 デスクトップ周りで紹介したいのが、テーマ機能のサポートだ。本紙読者ならWindows 95時代などを思い返すと思われるが、当時のデスクトップテーマ機能をWindows 10に対応させたものである。テーマファイルはWindowsストアからダウンロードし、そのまま適用可能だ。また、背景画像や配色、イベントサウンド、マウスカーソルは個別にカスタマイズし、自身のテーマとしてローカルに保存できるため、デスクトップを飾りたい方には嬉しい新機能となる。

「設定」の[個人用設定]-[テーマ]画面で[ストアで追加のテーマを取得]を選択すると開くWindowsストアのテーマページ。数百ものテーマが用意されている
テーマダウンロード後は[個人用設定]-[テーマ]画面から選択することで、デスクトップのテーマが切り替わる