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マルチモニターを画面表示するアプリ「Raiton」が改良、要望に応えて使い勝手を向上

高速リモートデスクトップ「Brynhildr Free」の姉妹アプリ

「Raiton」v1.0.1

 拡張モニタービューワー「Raiton」が10月6日、v1.0.1へとアップデートされた。要望のあった機能がいくつか実装されているという。

 「Raiton」(雷遁)は、マルチモニター環境で“拡張”表示にしている他のモニターの画面をウィンドウに映し出すアプリ。

マルチモニター環境の“拡張”モード

 同じ開発元の高速リモートデスクトップ接続アプリ「Brynhildr Free」をベースに、映像の圧縮や通信、音声、操作といった機能を削除し、拡張モニターの表示のみに特化させたものだ。セカンダリーモニターに出力される内容を手元のメインモニターで確認したい場合や、セカンダリーモニターの内容を「ピクチャーインピクチャー」(PiP)スタイルでメインモニターへ合成したいといった場合に役立つ。

 また、仮想モニターやHDMI/USB-C接続のダミーディスプレイアダプターなどであっても、OSがモニターとして認識してさえいれば利用可能で、最大10個の外部モニターを扱えるのも特徴だ。

 対応OSは、Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)。利用は無料だが、ときどきWebブラウザーで広告が表示される。

 最新版では、以下の改善が行われているとのこと。

  • TopMost Window:常にウィンドウを最前面にするオプション。起動時にコマンドラインオプションで「/topmost:1」のように直接指定することも可能
  • Auto Popup:ウィンドウにフォーカスがないときは、タイトルバーなどを隠してポップアップスタイルになるように
  • Scale:拡大・伸縮率に「25%」を追加
  • マルチスレッドの部分をシングルスレッドにしたり、ウィンドウのどこを右クリックしてもメニューを表示できるようにするなどの調整

ソフトウェア情報

「Raiton」
【著作権者】
(株)ランスロット
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(広告付き)
【バージョン】
1.0.1(25/10/06)