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マルチモニターを画面表示するアプリ「Raiton」が改良、要望に応えて使い勝手を向上
高速リモートデスクトップ「Brynhildr Free」の姉妹アプリ
2025年10月7日 10:45
拡張モニタービューワー「Raiton」が10月6日、v1.0.1へとアップデートされた。要望のあった機能がいくつか実装されているという。
「Raiton」(雷遁)は、マルチモニター環境で“拡張”表示にしている他のモニターの画面をウィンドウに映し出すアプリ。
同じ開発元の高速リモートデスクトップ接続アプリ「Brynhildr Free」をベースに、映像の圧縮や通信、音声、操作といった機能を削除し、拡張モニターの表示のみに特化させたものだ。セカンダリーモニターに出力される内容を手元のメインモニターで確認したい場合や、セカンダリーモニターの内容を「ピクチャーインピクチャー」(PiP)スタイルでメインモニターへ合成したいといった場合に役立つ。
また、仮想モニターやHDMI/USB-C接続のダミーディスプレイアダプターなどであっても、OSがモニターとして認識してさえいれば利用可能で、最大10個の外部モニターを扱えるのも特徴だ。
対応OSは、Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)。利用は無料だが、ときどきWebブラウザーで広告が表示される。
最新版では、以下の改善が行われているとのこと。
- TopMost Window:常にウィンドウを最前面にするオプション。起動時にコマンドラインオプションで「/topmost:1」のように直接指定することも可能
- Auto Popup:ウィンドウにフォーカスがないときは、タイトルバーなどを隠してポップアップスタイルになるように
- Scale:拡大・伸縮率に「25%」を追加
- マルチスレッドの部分をシングルスレッドにしたり、ウィンドウのどこを右クリックしてもメニューを表示できるようにするなどの調整
ソフトウェア情報
- 「Raiton」
- 【著作権者】
- (株)ランスロット
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(広告付き)
- 【バージョン】
- 1.0.1(25/10/06)