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国産の高速リモートデスクトップ「Brynhildr 3.2.0」、Windowsサービスの複数登録に対応

複数のポートで待ち受けることで一対多接続が可能

「Brynhildr」v3.2.0(サーバーモードとクライアントモード)

 高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr」の最新版v3.2.0が、10月9日に公開された。本バージョンでは、Windowsサービスへの同時登録機能が実現されている。

 最新版の「Brynhildr」はポート番号ごとに複数のWindowsサービス(Brynhildr 3000 Service、Brynhildr 3001 Service……)が登録できるようになった。これにより、一つのデバイスに対し複数のクライアントからそれぞれ別のポート番号で接続(一対多接続)するといったことが可能となる。

 そのほかにも、本バージョンでは以下の改善が行われている。

  • Webブラウザー接続機能でマウスカーソルの表示を指定できるように。URLパラメータ「c1=」に値を指定することにより挙動が変わる(0:自動、1:常に非表示、2は常に表示)
  • ユーザーインターフェイスの微調整
  • クリップボード処理の修正
  • タイムアウト処理の変更
  • 音声伝送処理の変更

 「Brynhildr」(ブリュンヒルデ)は、他のWindowsデバイスを手元のPCで閲覧・遠隔操作するためのツール。画面や音声の転送以外にも暗号化通信、パスワード認証、マルチモニター機能、クリップボード共有機能(テキストのみ)、ファイル転送などを備える。国産の安心感も魅力の一つだ。

 対応OSはWindows 10/11で、現在公式サイト「vritra.remotedesktop.jp」や窓の杜ライブラリからダウンロード可能。利用は無償だが、1日に1回広告が表示される。

ソフトウェア情報

「Brynhildr」
【著作権者】
(株)ランスロット
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(広告付き)
【バージョン】
3.2.0(25/10/09)