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「Firefox 53」でXP/Vista対応は終了。「ESR」への自動移行で来年9月まではサポート

最終的にいつまでサポートされるかは2017年の中頃に決定される見込み

公式ブログ“Future Releases”

 Mozillaは21日、公式ブログ“Future Releases”で、「Firefox」のWindows XP/Vistaサポートのロードマップを明らかにした。

 それによると、「Firefox」のWindows XP/Vistaサポートは2017年9月まで継続される予定。一般向けの「Firefox」は来年3月公開予定の「Firefox 53」でWindows XP/Vista対応が打ち切られるが、Windows XP/Vista環境の「Firefox」は企業向けの延長サポート版「Firefox ESR」へ自動で切り替えられるため、そのままセキュリティアップデートを受け取ることが可能だ(新機能の追加はなし)。最終的にいつまで「Firefox」でWindows XP/Vistaがサポートされるかは、2017年の中頃にWindows XP/Vistaユーザーの数を評価した上で正式に決定される見込み。

 しかし、このことはWindows XP/Vista環境における「Firefox」の利用継続を推奨していることを意味するわけではない。特にWindows XPはすでにMicrosoftのサポートが打ち切られており、脆弱性が発見されても対策プログラムが提供されることはもはやなく、非常に危険な状態となっている。Mozillaは2017年9月で「Firefox」のWindows XP/Vistaのサポートが打ち切られるものとみなして、最新OSへの移行計画を立てることを推奨している。

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