NEWS(09/12/11 14:34)

「ウイルスバスター2008」のURLフィルタリング機能に脆弱性、修正プログラム提供

“ActiveUpdate”で脆弱性を自動で解消可能、最新版への無償アップグレードを推奨

 トレンドマイクロ(株)は10日、同社製総合セキュリティ対策ソフト“ウイルスバスター”シリーズの旧バージョン「ウイルスバスター2008」に、脆弱性が存在することを公表した。脆弱性の内容は、URLフィルタリングエンジンがURL文字列を処理する際に、扱える文字数の最大値である2319文字付近を超える場合があり、バッファオーバーフローが引き起こされるというもの。

 本脆弱性は、「ウイルスバスター2008」の自動アップデート機能“ActiveUpdate”を有効にしていれば自動で修正プログラムを適用することが可能。また、契約期間が残っている場合は、最新版の「ウイルスバスター2010」へ無償でアップグレードすることもできる。やむを得ない場合を除き、最新版へ移行することをお勧めする。

(柳 英俊)