NEWS(10/09/16 14:57)

Apple、2件の脆弱性を修正した「QuickTime」v7.6.8を公開

「PictureViewer」のDLLファイル読み込みに関する脆弱性などを修正

 米Apple Inc.は15日(現地時間)、メディアプレイヤー「QuickTime」の最新版v7.6.8を公開した。Windows XP/Vista/7に対応する3,400円(税込み)のシェアウェアで、プレイヤーとしての利用は無償。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 本バージョンでは2件の脆弱性が修正されている。1件目は本ソフトのActiveXコントロールに関する問題で、悪意をもって作成されたWebサイトへアクセスすると、「QuickTime」が強制終了したり、任意のコードを実行されるおそれがある。

 2件目は「QuickTime」に同梱されている画像ビューワー「PictureViewer」のDLLファイル読み込みに関する問題で、画像ファイルと同じディレクトリに悪意をもって作成されたDLLファイルが存在する場合に、任意のコードを実行されるおそれがある。早急にアップデートしておこう。

【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
シェアウェア 3,400円(税込み、プレイヤーとしての利用は無償)
【バージョン】
7.6.8(10/09/15)

(加藤 達也)