NEWS(10/12/08 16:36)

Apple、15件の脆弱性を修正した「QuickTime」v7.6.9を公開

JPEG2000形式の画像の読み込みに関する脆弱性などを修正

 米Apple Inc.は7日(現地時間)、メディアプレイヤー「QuickTime」の最新版v7.6.9を公開した。Windows XP/Vista/7に対応する3,400円(税込み)のシェアウェアで、プレイヤーとしての利用は無償。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 本バージョンでは15件の脆弱性が修正されている。そのうち2件はJPEG2000形式の画像に関する問題となっており、悪意をもって作成されたJPEG2000形式の画像を表示すると、「QuickTime」が強制終了したり、任意のコードを実行される恐れがある。

 また、AVI形式などの動画ファイルに関する問題も含まれており、悪意をもって作成された動画ファイルを読み込むと、「QuickTime」が強制終了したり、任意のコードを実行される恐れがある。

 なお、執筆時現在「iTunes」に同梱されている「QuickTime」は前バージョンのv7.6.8となっている模様。「iTunes」のユーザーも早急に「QuickTime」を最新版へアップデートしておこう。

【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
シェアウェア 3,400円(税込み、プレイヤーとしての利用は無償)
【バージョン】
7.6.9(10/12/07)

(加藤 達也)