NEWS(11/07/06 16:13)

「Thunderbird」でGmail風のスレッド表示を実現「Thunderbird Conversations」

返信元メールや返信先メールを単一のスレッドとしてまとめて表示

「Thunderbird Conversations」v2.0.3「Thunderbird Conversations」v2.0.3

 Mozillaは1日、「Thunderbird」上でのメールのやりとりをGmail風のスレッド表示にできる拡張機能「Thunderbird Conversations」v2.0.3を公開した。「Thunderbird」v3.3a3preからv7.0a1までに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Thunderbird」v5.0で動作確認した。現在、ライブラリサイト“Add-ons for Thunderbird”からダウンロードできる。

 「Thunderbird Conversations」は、「Thunderbird」のメール表示を変更してGmailに近い使い勝手を実現できる拡張機能。返信元メールや返信先メールが単一のスレッドとしてまとめて表示されるようになる。スレッド内では既読メールが送信者名と送信時間を残して折りたたまれるほか、添付ファイル名とアイコンがインラインで表示され、画像の場合はサムネイルが表示されるようになる。

 また、引用文が指定した行数以上ある場合は自動で非表示にする機能も備えている。非表示になった引用文の位置には“- 元のメッセージを表示 -”というテキストが表示され、クリックすることで元の引用文を表示することが可能。引用文を非表示にする行数の設定は本拡張機能の設定画面の[メッセージ表示]タブから行える。

 そのほか、メール上部の送信者名へマウスカーソルを重ねると、メールアドレスの確認などができるポップアップを表示可能。ポップアップにはアドレス帳に登録した写真も表示されるほか、そのスレッドに関係するアドレスからのメールを検索して新規タブに表示する[最近のスレッド]ボタンや、送信者への新規メールを作成する[メールを作成]ボタンも用意されている。

 さらに、ポップアップ上の[+]ボタンを押すとポップアップが拡張され、そのメールアドレスでメールを振り分ける設定ダイアログを表示したり、その送信者のアドレス帳の編集ダイアログを表示できるボタンが現れる。

送信者名へマウスカーソルを重ねると表示されるポップアップ送信者名へマウスカーソルを重ねると表示されるポップアップ

[+]ボタンを押すとポップアップが拡張[+]ボタンを押すとポップアップが拡張

【著作権者】
mozjonathan 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.3(11/07/01)

(長谷川 正太郎)