NEWS(11/08/31 14:58)

Google、偽SSL証明書問題に対処した「Google Chrome」v13.0.782.218を公開

同梱の「Adobe Flash Player」プラグインも不具合を修正したものに更新

「Google Chrome」v13.0.782.218「Google Chrome」v13.0.782.218

 米Google Inc.は30日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv13.0.782.218を公開した。最新版の主な変更点は、“google.com”を含むドメインに対して偽のSSL証明書が発行されたことに対する対処を施したこと。

 具体的には認証局“DigiNotar”が発行した偽のSSL証明書が無効になった。これにより、今回発見された偽のSSL証明書を使用しているWebサイトでは、セキュリティ警告が表示されるようになった。

 このほか、同梱の「Adobe Flash Player」プラグインが、特定のWebサイトでコンテンツが正常にロードできない問題や、“ニコニコ動画”など一部動画サイトの動画が正常に再生されない問題を修正したv10.3.183.7に更新されている。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされるほか、バージョン情報画面から手動アップデートすることも可能。

お詫びと訂正:記事初出時、認証局“DigiNotar”が“信頼されたルート認証機関リスト”から除外されたとお伝えしましたが、除外されたのは“DigiNotar”が発行した偽のSSL証明書のみでした。お詫びして訂正いたします。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
13.0.782.218(11/08/30)

(長谷川 正太郎)